健康のため身体について知ろう (専門家ではない人向け)

一般の方むけの身体についての知識です。少しでもご自身で健康管理ができるように

足の外反捻挫の調整

続きです。 一般的に、足は底屈(つま先を伸ばした姿勢)で捻挫します。 その姿勢の方が骨的に安定しないからです。 すると、 足の外側の前の靭帯 下腿の2つの骨をつないでいる靭帯(骨がずれて伸びる) の2つの捻挫となることが多いです。 時々、骨折も合…

足の捻挫(外反捻挫)

久しぶりの更新です。申し訳ありません。 さて、今日はよくある怪我「捻挫」です。 誰もが1回はひねてってしまったことがあると思います。 捻挫=靭帯損傷です。 「靭帯損傷」ときくと「重症」という感じがしますが、 そうなんです。 捻挫きっかけで、身体…

足関節固定術

なかなかの方が治療に訪れました。 「足関節固定術」 しかも、踵部から髄内釘をズドンと打ち込まれています。 しかも、骨癒合が図れていない(手術はもう3ヶ月前だと) しかも・・・めっちゃ痛いと・・・ 入院中もめっちゃ痛くて歩けなかった、でも歩く練習…

距骨下関節回内についての話

今日は雑談を 先日、友人と距骨下関節回内への対応を話しました 友人は、 「わざと軽度外転位歩行をつくる」 つまり、左右の足の幅を広くして、膝から下と足を一直線上に置くという戦略を最近行っているとのことでした。 膝の内側へ体重がかかった時の痛みが…

外反母趾のタイプ(追記)

外反母趾についてさらに詳しく 外反母趾は「開帳足」がよくない 開帳足は「緩い足」がよくない 緩い足は「距骨下関節の内側への崩れ」がよくない とお話をしました。 距骨下関節の崩れですが、タイプが二つあります。 1:足全体はまっすぐ〜X脚みたいな感じ…

慢性足関節不安定症(CAI)

いろいろな病名がありますね・・・ これもあまり馴染みがないと思います。 要は・・・「ぐらぐらな足」ということです。 よく捻挫をすると「捻挫グセ」がついてしまう。と言いますが、 そういう状態。 靭帯が伸びてしまっていて、機能が低下している状態とい…

外反母趾の治療(テーピング)

はじめてのiPhoneからの投稿 さて、テーピングといっても、ガチガチに固めるものではありません。 キネシオ(伸びる茶色のテープ)を使って、軟部組織を誘導します。 伸びるといっても、引っ張りすぎないことだけご注意下さい。 細い指用のテープを使って下さ…

外反母趾の治療 (前足部の横アーチの確保)

前足部レベルでは、 やはり横アーチの確保が重要です。 前述したように、拳を作るように足趾を曲げる練習をしてください。 *多いのが、 「外反母趾ではないけど、足の指が上に上がってしまっている」という方 若いスポーツ選手にも多いです。 筋力があるの…

外反母趾の治療 (アーチ機能の確保)

では、中足部レベルでは アーチ機能の確保が重要となります このレベルでは、 外側から外くるぶしを回って足底へモグって、親指側へつく筋肉 内側から内くるぶしを回って足底へモグって、母趾以外へつく筋肉 が重要です。 単純にかかと上げ(立位でも座位で…

外反母趾の治療(背屈可動域の確保)

さて、 距骨下関節の回内を防ぐ 横アーチを保持する と2つ書きましたが、両方とも関連し合っています。 まず後足部レベルでは、距骨の位置が重要になります。 なぜかというと、距骨が偏位していると、背屈制限の要因となってしまうからです。 背屈制限とは…

外反母趾をどうするか?

さて、いままで「足」についていろいろと書いてきました。 要約すると 外反母趾は母趾に体重がかかりすぎるために生じる それは「支え」がない状態。つまり筋肉による支持(アーチ機構が破綻)がない状態で、内側へ崩れたときに生じる 原因は、距骨下関節の…

距骨下関節が内側へ崩れる?

前回から引き続き・・・ では、どういったときに距骨下関節が内側へ崩れるのでしょうか? 教科書的には、足部の底屈(背屈制限)やknee-inからの運動連鎖でしょうか? 確かに、knee-inからの運動連鎖で、足の内側が潰れれているのはよく見ます。 もうひとつ…

外反母趾

「距骨下関節」に比べ「外反母趾」はかなり馴染みのある言葉です。 読んで字の如く、母趾が外反している状態です。 イメージだと ・女性 ・ハイヒールを履く人に多い という感じでしょうか? 確かに女性には多いですが、「ハイヒールを履く人」というわけで…

距骨下関節

「距骨下関節」は馴染みの薄い関節だと思います。 「足関節」と一般的に言われる足首ですが、前回書いたように、足部には左右で56個の骨があります。 ・・・ってことは、関節が「足関節」だけのはずがありません。 一般的に「足関節」と言われる場所は、足部…

足の機能解剖(簡単1)

足は、 「身体の土台」として、地面と身体への適合・衝撃吸収・重心移動に非常に重要な役割を果たしています。 骨の数は、左右で56個と身体全体(206個)の1/4以上を占めています。 大まかに分けて、3つ 後足部・中足部・前足部に分けられ、基本的には後足…