外反母趾
「距骨下関節」に比べ「外反母趾」はかなり馴染みのある言葉です。
読んで字の如く、母趾が外反している状態です。
イメージだと
・女性
・ハイヒールを履く人に多い
という感じでしょうか?
確かに女性には多いですが、「ハイヒールを履く人」というわけではありません。
イメージですかね・・・
最も大きな原因は先日記載した「距骨下関節」の影響によるものと考えています。
距骨下関節が「揺らぎの制動」に関与していると書きましたが、
内側へ崩れてしまうと足部の骨同士の結びつきが崩れやすくなってしまいます。
いわゆる「柔らかい足部」となります。
内側へ崩れ、柔らかい足部となると、
内側のアーチが崩れ、横アーチが扁平化します。
べた〜〜っとした足になってしまうわけです。
母趾が内側へ崩れる力を骨的に支えるため、母趾が外反してきてしまいます。
同じようなことが小趾でも生じ、「内反小趾」となります。
ですので、外反母趾だから「趾の運動」と一生懸命に行っても、
根本の「柔らかい足」が治っていないとなかなか改善されないというわけです。
*ちなみに有名な運動である、足の趾で拳を作るようにして行うタオルギャザーは有効だと思いますが、同じく有名なホーマン体操はどうなんでしょ?