健康のため身体について知ろう (専門家ではない人向け)

一般の方むけの身体についての知識です。少しでもご自身で健康管理ができるように

膝のための股関節の運動

前回の続きで・・・

 

さて、膝のために股関節をどう動かせればいいのか?を考えていきます。

前回お話したように、「股関節の機能が悪く、膝へ負担をかけている」場合、

どういったケースがあるのか?

 

1:股関節の動きが悪い

2:股関節の筋力が弱い

3:股関節の使い方が悪い

 

などでしょうか?

 

1のケースは、

例えば、股関節が外側へねじれない・開けないケースが多い感じがします。

・あぐらを頻繁にかくが・・・股関節の開く可動性が少ないため、膝がねじれてしまう

・バレエをやっているが、1番(両かかとをつけ、外に足を開く)をする際に股関節が硬く、膝で外へ捻ってしまう

・サッカーのボレーシュートをするときに体をねじるが、軸となる股関節ではなく、膝で捻ってしまう

       などなどいろいろあります。

2・3もそれと同じような感じで

 

外へねじる筋活動が弱いために、足を前に踏み出したとき(歩くときや・階段登ったりするときも)に膝が内側へねじれてしまう(いわゆるknee-in)

 

可動域・筋力には問題ないはずだけど、ねじる癖がある

(ガニ股であるく、内股であるく・・・など)

 

 でしょうか?

基本的に股関節が「外旋筋」でコントロールすることが多いです

外に捻るときは外旋筋、内へ捻るときも行き過ぎないように外旋筋でブレーキをします。

 

シンプルに、外旋筋の動きをしっかりつくりましょう。

大変ですが、横向きに寝て、膝をあげる(足首をそのままにして股を開く動作)を地道に頑張ると良いかと思います。

 

また、股関節の抜け(前方へのズレ)も生じることが多く、関節の位置がずれてしまっていることが多いです。

仰向けで膝を抱えたり、

yogaの子供のポーズを行って、位置の修正を行いましょう