腱板損傷
肩関節の問題で、もっとも有名なのが「腱板損傷」ではないでしょうか?
「腱板」とは、肩甲骨から上腕骨の肩関節側についている筋肉の総称(腱板損傷と言うと、棘上筋単独をさす事が多いようです)で、上腕骨を肩甲骨の関節面に合うようにクルッと回転させてくれる筋肉です。
それが損傷するので、機能低下が生じ、肩が上げづらいということになります。
大前提として、筋組織の損傷なので、しっかりと回復させる事が重要です。というより、損傷の回復が全てです(しっかり瘢痕化させる)
では、何が問題かというと、損傷してしまう下地(使い方、癖)を直す必要があります。
肩は動かせる範囲が広いのですが、それは肩関節だけの功績ではありません。脊柱、肩甲骨、だけでなく股関節まで影響してきます。
腱板損傷と言われてしまったら、無理に上げる練習をするのではなく、楽に上げられるように身体の使い方を学習して行きましょう