肘の内側から小指側の痺れ(尺骨神経麻痺)
今回は「末梢神経障害」です。
「尺骨神経」の問題ですが、肘内側をデコピンして痺れた経験ありませんか?
もしくは、肘を机にぶつけてしびれた・・・
その神経の麻痺です。
主な原因としては3つ
1:肘部管症候群
一番メジャーな症状です。先述した「肘を机にぶつける」場所になります。
ちょうど溝(尺骨神経溝)を通るので、圧迫されやすくなります。
溝があるということは、「コースを作ってあげないと逸脱してします」「逸脱しないように上からも蓋(滑車上肘靭帯(筋)をしましょう」ということです。さらに、尺側(小指側)指を曲げる筋肉の件が二つに分かれてついているので、その腱膜による圧迫もされやすくなっています。
2:肘の外反
女性に多いのですが、肘が内側へ入って「外反肘」となっている状態です。すると内側の組織が伸ばされるので、神経の圧迫や、神経自体の伸張により症状が出ることがあります。
また、小さい頃に肘の外がわの軟骨障害や骨折が生じると外反肘となることがあります。
3:struther's archade
ここでも尺骨神経が圧迫されやすくなります。1の「肘部管」肩側にあり、上腕筋と上腕三頭筋の間の部位です。両方、もしくわ両方の筋肉の過緊張で神経が圧迫されることとなります。