健康のため身体について知ろう (専門家ではない人向け)

一般の方むけの身体についての知識です。少しでもご自身で健康管理ができるように

圧迫骨折のリハビリ

まず、解剖から

 

脊椎は、

1:可動性

2:安定性

 が求められます。

 

骨折してしまったら、なにを注意しなければならないかというと、

徐々に潰れてくるのを防ぐことです。

そのためには、背骨を筋肉で包み、重力と反対方向への力を生み出す必要があります。

マヨネーズを「ぎゅっ」と握ると上から出てくるイメージですね。

 

インナーユニット

聞いたことがあるでしょうか?

横隔膜ー腹横筋ー多裂筋ー骨盤底筋

で囲まれた空間のことです。それらが共同して働くと、お腹~背中を包むような形になり、脊椎を上方へと押し上げてくれます。

腰の筋膜(胸腰筋膜)が前後上下を結びつけてくれています。

 

よくいう腹筋運動(sit up)では全く効果がありません。

できるだけ腰椎前弯を維持したままのトレーニングが重要になります。

 

シンプルなものでは、

座った姿勢で、顎を引いて、頭を上(天井方向)へ持ち上げる や、

肘・膝をついた姿勢(はいはいで肘をついた姿勢)で少し腰をそってとまっておく(余裕があれば、片手片足を1側ずつあげる)

などがよいでしょう。