脂肪は悪者か?
よく、なるべく脂肪はとらないように、油を使う料理をさけたりするということを聞きます。
脂肪=体脂肪と連想しやすいのかもしれません。
ですが、脂肪を摂取したからといって、=体脂肪とななりません。
どちらかというと、糖質(炭水化物の中にも含まれます)を摂取した結果、脂肪となって体内に保存するという作用の方が大きいです。
では、脂肪は悪者なのでしょうか?
以前も少しお話ししましたが、脂肪には色々な種類があります。
まずは、大まかに「脂肪」として考えてみましょう。
効果1:皮膚の乾燥予防
脂肪は細胞膜を作るので、皮膚の水分保持能力に関係します。また、皮膚や粘膜の健康維持に重要なビタミンA・βカロテンは「脂溶性」なので、脂肪を一緒に摂ることで吸収率を高めることができます。
効果2:便秘解消
脂肪のなかでも、特に「オレイン酸」は便を柔らかくし、排便を促す作用があります。小腸で吸収されなかった脂肪酸が、大腸まで行き、腸粘膜を刺激し、排便を促すためだと考えられています。
効果:3:骨粗鬆症の予防
カルシウムの吸収を促進するビタミンDは脂溶性なので、脂肪を同時に摂るとビタミンDの吸収率up→カルシウムの吸収率upとなります。
また、体内で合成されるビタミンDも、コレステロールが原料とされるので、ビタミンDの体内生成のためにも必要になります。
他にも、色々な効果(空腹感の軽減・脳出血予防・記憶量低下予防)などが言われていますが、私自身がまだ納得していないので、記載は割愛させていただきました。