健康のため身体について知ろう (専門家ではない人向け)

一般の方むけの身体についての知識です。少しでもご自身で健康管理ができるように

呼吸の重要性(呼吸と身体コントロール)

「呼吸」はどういうイメージでしょうか?

単純に、「酸素を取り入れる」だけではなさそうです。

 

まず、呼吸の主な動力は「横隔膜」になります。

ちょうど横隔膜の周囲についている、

脊柱と大腿骨をつなぐ「大腰筋」

脊柱と骨盤をつなぐ「腰方形筋」

 

そして、肋骨間についている「肋間筋」

 

さらに、横隔膜が働くのと共同して

体幹の「インナーユニット」と呼ばれる

骨盤底筋

腹横筋

多裂筋

 が働きます。

 

つまり呼吸をするということは、体幹周囲

そして体幹−下肢、体幹−骨盤へのつながりにも影響を与えています。

 

ということは、

「ゆっくり、ふかく、自由に」呼吸できない状態であれば、

身体のバランスがガタガタ、体幹と下肢・骨盤との連動もガタガタとなってしまいます。

それは、足の長さの違いや、脊柱の彎曲・側弯・肩こりなどの様々な症状として表出してきます。

 

まずしっかり呼吸ができるということは、身体をコントロールする上での基本的なことになります。