いい姿勢は脊柱を起こすことから
「脊柱を起こす」という題名。
なんのことやら?ですよね。
クライアントさんに力を入れて欲しい時、こちらから抵抗をかけたりします。
押されれば、もちろん抵抗の方向がわかり、押し返してきます。
座っているだけの人に、
「どっかに負荷かかっていますか?」と聞くと、ほとんど全員が、
「いや、何もされていません」と答えます。
?何が言いたいかさっぱりでしょうか? むむっと気がつきましたでしょうか?
ボールを上に投げれば、落ちてきます。それは重力(引き合う力が働く歪み)が働いているからです。
当然私たちにも重力が働きます。
ということは、座っている姿勢では、下へ引かれる力が働いています。
お尻のたるみや胸のたるみはその影響ですね。
「重力に抗する」ということは非常に重要です。
脊柱が重力に抗せなくなると、椎間板が圧縮され、脊柱全体が縮みます。
脊柱が縮むと、軟部組織のテンションが低下するので(緩むので)色々な方向へ動きやすくなってしまいます。
色々な方向へ動きやすくなると、関節の剪断力や引張力が働き、関節の問題が生じてきます。
姿勢を正す=背筋を伸ばす
をやめ、
姿勢を正す=頭部を上へ持っていく
イメージで姿勢を作れるようにしましょう。