姿勢制御と姿勢
私たちが「脳」と呼ぶのは、一般的に「大脳」のことです。
大脳では、記憶や感情をコントロールしたり、視覚や聴覚などの中枢もあります。
また、刺激を感じて知覚したり(感覚)、運動(大雑把)をすることを決めて命令を出したりします(外側運動制御系)。
今回は「運動制御」のことなので、運動制御に絞ってお話しします。
大脳による運動制御は「外側系」であり、四肢を意識的に動かします。
外側系ということは、「内側系」もあるのですが、「内側運動制御系」と言われます。内側系は、
「脳幹部」に存在します。
そして、体幹近位筋に優位で、無意識に体幹部をコントロールします。
ということは、初めは鏡を見たりしながら意識的に姿勢をコントロールしていき、
徐々に無意識にコントロールする練習をして行く必要があります。
具体的にいうと、
「四肢をコントロールしている時に体幹がコントロールできているかどうか?」です。
ビデオを撮って、「立ち上がるとき」や「歩行」を見て見ましょう
自分の思い描いた動きになっているでしょうか?