むくみとは(浮腫み)
むくみは漢字で「浮腫み」とかきます。
浮腫=むくみです。
ちなみに、腫脹(いわゆる腫れ)は、炎症を伴ったものとなります。
では、「むくみ」とは一体なんでしょう?
簡単にいうと、細胞間隙に水分が増えている状態です。
細胞間隙の水分は、「リンパ管」と言われる排水路のようなものを通って静脈に吸収されていきます。それが滞った時に「むくみ」として表出します。
「むくみ」は誰でも生じます。
「朝起きたら顔がむくんでいる」
「デスクワークが終わって、帰る時には足がむくんでいる」
ということは、誰でも生じるのです。
我々には重力という「磁場」が働いているので、地面のほうに水分は流れて行きやすくなります。
もちろん、寝ていれば、頭にも水分が均等に流れやすく、
ずっと座っていれば、足元へ流れやすくなります。
通常、筋肉の作用でリンパ液の循環が促されるので、しばらくすると顔のむくみも、足元のむくみも気にならなくなります。
しかし、なかなか戻らない「むくみ」が存在します。
それが病的な「浮腫」になります。そういう方は、排水路であるリンパ管のどこかに問題があるのか、細胞間隙に常に水分が流し出されている状態かということです。
・・・わかりずらいですね・・・
「川」 を大きい血管だとします
「支流の小さな川」 を毛細血管だとします
「道路の端にある排水溝」をリンパ管だとしましょう
台風がきて、排水溝が溢れてボコボコして、道路に水が溜まっていても(浮腫)、翌日にはきれいになくなっています。
しかし、排水溝が詰まってしまっていたり、ず〜〜〜と雨が降り続けると、道路の水は排水されずに残っています。
一時的に台風がきて道路に水が溜まるのはよくありますが、ずーと溜まっていたら問題ですよね?
排水溝(リンパ管)かずっといる台風(内科的な問題)をなんとかしないといけません。